ようこそ、はじめまして。
当店は、金沢の東茶屋街から一本裏通りにある和カフェです。
この家は建ってから130年近く経つのですが、明治時代は質屋として使われていました。ですので、土蔵があったり、奥に小さい入口も残されています。(質屋はお金を借りるところでしたから、人目につかないように出入りしてたのでしょうね)当時の質台帳もご覧いただけるように、カフェのついたてにし、建具や当時のたんす、その他も店の備品としていろいろな場面で活かしてあります。
土間上の吹き抜けには、当時のままの梁があります。釘を使わずに組んであったり、雪の重みに耐えられるようにわざと曲がった木を使ってあったり・・・当時に思いを馳せながらそれらを眺めていると、なんともノスタルジックな気持ちになります。
質屋のあとは住宅として使われていたので、シールや落書きのあとがあったりとどことなく生活感も感じられます。そのためか、お客様からは「すごく落ち着く」「実家に帰ったみたい」「おばあちゃん家に来たみたい」という声をよくいただきます。旅の疲れか、畳の間ではゴロンと横になられる方もいらっしゃいます。
現代の新しいもの、便利なものに囲まれての生活もとっても良いのですが、ちょっとホッとしたいなぁ、何も考えずにぼーっとしたいなぁと思われる方はいっぷくしにいらしてくださいね。冬はこたつもご用意してお待ちしております。